基礎構造
遣り方 ⇒⇒ 地業⇒⇒湿気対策⇒⇒鉄筋検査⇒⇒コンクリート打設⇒⇒ 基礎完成
遣り方

基礎の周りを囲んでいる木をやり方と言います。

このやり方は、正確な基礎工事を行うために古くから引き継がれているもので、この木を利用して計画している建物の位 置関係を正確に墨出し、本格的な基礎工事に取り掛かります。

■計画建物の周りに杭を打込む ■基準点から建物の高さを正確に割り出す
 
■杭に横板を取付ける ■遣り方完成
地業
基礎工事というのは、一番最初に基礎部分の直下を地盤を安定させるために、割栗(わりぐり)と砕石(さいせき)を敷き込み、その後ランマーというつき固める機械で地盤をしめ固めます。
湿気対策
地中からの湿気対策として防湿シートを施工します。
このシートは床組みを湿気から守る役割を担います。
また、これを行うことにより、白蟻からの被害も少なくなります。
防湿シート
■アップ ■全体イメージ
上の写真からも分かるように既にこのシートをひいてから2日目でこれだけ湿気が確認できます。ですからこれがないと湿気が床下まで上がってしまい、床下を腐らせる原因にもなります。
べた基礎になっていればコンクリートによりある程度は防げますが、布基礎といって床下前面 にコンクリートを流し込まない工法においては、この湿気の影響を直接受けてしまうのです
鉄筋検査
捨てコンクリートを流し、肝心要の鉄筋工事を行います。
当社では予め工場において正確に加工された鉄筋を現場で組立てるため、くるいのない正確な施工をすることができます。 そしてすべての建物について下記のような鉄筋検査を100%実施しております。
一般的には下記の鉄筋組み立て後の配筋検査のみとなっていますが、私は鉄筋が現場に搬入される時点から厳重な検査をしていきます。
■受入れ検査風景 ■JIS規格鉄筋の検査
■全棟厳重に検査します ■配筋完成風景
コンクリート打設
そして、耐圧盤コンクリートと立ち上がりコンクリートを打ち込みます。
通常使用されているコンクリートの設計強度は18キロニュートンと言って、1平方@あたり18キロニュートンの圧縮力に耐えることができるコンクリートが一般 的ですが、 当社ではそれよりも2ランク高い強度である24キロニュートンを使います。 そうすることにより、不動沈下から守ろうということです。
■コンクリートミキサー車からポンプ車へ ■コンクリート打設
上の写真では基礎屋さんの専務が自らポンプ車を使用してコンクリートを流し込んでいます。
コンクリートを流し込む作業はとても重要な作業のひとつであり、うまく打ち込まないとセメントと骨材が分離してしまい、十分な強度が発揮されないので真剣です。
基礎完成
今やベタ基礎工法は当然の基礎工法になっています。
家造りにまず最初に大切になるのが構造体を支える基礎構造になります。
どんなに良い構造材を使用しても、それらの土台になる基礎の部分がしっかりしていなければ無意味なのです。
つまりここで手抜きをしては構造体の『ゆがみ』や『不等沈下』を招く危険性が大きくなるのです。
ここは中古住宅の販売地で、建物も古かったので、中古では一切使用せずにそのまま建替えてご使用になられたところです。
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